煎茶、それは日常生活の中で欠くことの出来ない生活文化の一つとして、日々の暮らしの中に溶け込んだお茶だといえます。
そのお茶を主体として、私たちは煎茶道及び礼式作法を中心として、何気無いお茶を入れ、飲むと言う行為をもう一度見つめ直し、日本人としての古き教えと伝統があることを学び、礼法(マナー)と共に日常の暮らしの中に活かしうる伝統文化として、皇風煎茶禮式の縁を通じ、心豊かな人間性を育むことができればと考えております。
家元 森下 眞翠
煎茶道は、古く1600年代(江戸初期)中国より伝えられた煎茶の文化が当時の日本の禅僧及び知識階層(教育者、画家、書家、文筆家など)の方たちに受け入れられ、独自の日本文化として形成されることに端を発します。
皇風煎茶禮式宗家は、上記の流れを汲み、煎茶の道を縦軸に、礼式作法(美しい所作、相手に対する心配り)を横軸として、日々の暮らしの中に生かされる学びを通じて、真(まこと)人づくりを理念として、偏ることなく、染まることのない調和のとれた美しい自らが光り輝く人になることを眼目と致し、全国各地に門弟(弟子)を有し、有形無形の文化を伝える京都に在する宗家であります。
年、現家元夫妻は日ごろの功績に対し、天皇陛下より園遊会にお招きを受けるなど、功績は広く認められ、皇風煎茶禮式を通じた有形無形の文化の伝授、および人を育てる教えを求める声は益々高まる傾向にあります。
下は園児から、100歳を超える方まで
全国にそして、国境を越えて
皇風煎茶禮式の有形無形の文化を通じての「人づくりのお茶」は、
実践され、生かされています。
全国から集まった門下生の方々
外国人のお稽古
師弟共にお稽古前の掃除
園児のお稽古